たとえば、人より声が高かったり、低かったり…声に特徴がある人が、声優になるのは難しいのでしょうか?
逆に、声に特徴がなさすぎて、声優になれないのでは?と悩んでいる人もいるかもしれません。
今回は、声の特徴が声優への道にどう関係するか、調べてみました。
Contents
声に特徴があるのはプラスになる!
特徴のある声は、声優という職業ではプラスになります。
むしろ、売れる声優になれる可能性が高くなるかもしれません。
声に特徴がなくても声優にはなれますが、声に特徴があれば、あらゆる場面で大きな武器になるでしょう。
お芝居が上手い人はたくさんいても、他にいないような特徴的な声質は誰にもマネできるものではありません。
あなたにしかできない仕事、あなたにやって欲しいという仕事が絶対にあります。
実力をつけて、確実にチャンスをつかんでいきましょう。
声の特徴だけではダメ!
声に特徴があるのは、声優になるのにプラスになる、と書きましたが、それだけで声優になれるわけではありません。
ましてや 「声優は声に特徴がある人」と思っていたら、それは大間違いです。
いわゆるアニメ声と呼ばれるキンキンした甘ったるい声が地声の声優さんは、少数です。みなさん、必要な表現として、その声で演じているのです。
また、自分の声の特徴ばかりに頼っていたら、幅広いキャラクターを演じることはできません。
もちろん、声の個性は武器になるので、最初は、仕事がもらえても、それだけに頼っていたら、そのうちきまった仕事しか来なくなり、いつか忘れ去られてしまうかもしれません。
プロの声優からのアドバイス
声の特徴について、プロの声優さんがどう思っているのか、アドバイスなどを調べてみました。
誰にもマネができないほど個性的な声の持ち主なんてめったにいない。いや、もしかしたらいるかもしれないけど、その個性的な声が求められるかどうかは、別の話なんですよ。
この場合の「声」って、もちろん声質だけじゃなくて、演技力、表現力も含めての意味ですけどね。
それにね、たとえ個性的な声だとしても、それだけで勝負できるほど、甘い世界じゃないんです。自分の得意技はあったほうがいい。
でも、別の技ももってるかどうかが大事なんです。たとえば「ありがとう」という言葉を言うときに、声の高低、質感はもちろん、微妙なニュアンスを含めれば100万通りだってある。でも、100万通りできるようになれという意味ではなくてね、
そのうち、ものにできたのは何通りあって、なかでも得意技はどれかというくらいの気持ちは必要なんですよ。
そのためにも、声優になりたいのなら、自分はどんな声をもっているのか、どんな表現ができるのか、自分の声に興味をもって、幅を広げていってほしい。
あと、やっぱり声量は大事ですよ。声優にとって声量は、車にたとえると排気量みたいなものでね、排気量が大きい車はスピードも楽に出せるけど、ゆっくり走っても快適に乗れる。つまり、声が大きい、声量があるというのは、幅を広げる意味でも、声優にとって武器になると考えてください。
(山寺宏一さんのインタビューから抜粋)
声優になるためには、個性的な声が必要なのか、普通の声ではダメなのかと考える方もいるかと思います。
この疑問に対する回答ですが、結論としては「声に個性が無くても気にしなくてよい」です。というのも、キャラクターの声が全員個性的ということはまずないからです。
名前付きのキャラの声には必要になることもある個性的な声ですが、それ以外のキャラが個性的な声だとメインキャラが分からなくなってしまうこともあります。これはモブキャラが多いONE PIECEを見るとはっきり分かります。声に個性がないからと言って声優になれないわけではありません。
出典:ネット調査
声優に求められるものとは
声の特徴だけでは、声優になることはできないとしたら、他に声優に求められるものは何なのでしょう?
発音や発声のスキル
声優は声で演じる職業ですから、当然、発音や発声のスキルは必要です。
プロの声優としての声を出すため、基本的な呼吸法や姿勢、発声方法を正しく理解することは最低限必要です。
読解力・想像力が演技力アップにつながる
また、声優は、仕事をもらったら、まず台本を読み、理解する必要があります。
自分が演じる役柄の感情や状態を声で表現するためには、台本を正しく読み取って正しく理解する読解力が求められます。
また、台本を読んだだけでは推し量ることができない役柄の感情などを表現するためには、想像力も必要になってきます。
読解力と想像力は、演技力のアップにもつながるため、声優には必須といえるでしょう。
意志の強さ・熱意
声優として活躍できるようになるには、ある程度の年月が必要です。
また、声優になれたとしても、声優の世界は実力勝負の世界であり、声優の仕事だけで生活できる人は一握りです。
多くの人が、アルバイト生活をしながら生計を立てたり、場合によっては、夢を諦めざるを得なくなる可能性もあります。
どうしても声優になりたい!という意志の強さと情熱がないと、成功は難しいでしょう。
そして、声優になれたとしたら、そこがスタートライン。
自己管理をしっかりとし、常にレベルアップしていく努力が必要です。
おすすめの声優養成所・スクール
声優に求められるスキルを磨くための近道は、声優養成所やスクールに通うことです。
そこで、最後に本サイトでおすすめの声優・スクールを紹介しましょう。
総合学園ヒューマンアカデミー
ヒューマンアカデミーは専門分野を学び就職・デビューを目指す学校です。
その特徴は、プロダクションとの連携に力を入れていることで、プロダクションの代表や現役声優を講師に招くだけでなく、希望する学生全員がオーディションに参加することが可能です。
ただ、難点は学費の高さで、全日制は、1年間で100万円以上かかります。
学費ローンを組むことができますが、自力での返済はかなり厳しい額といえますが、それだけの価値があるという口コミが多いです。
【ジャンル】声優スクール
【場所】全国に16箇所(札幌、仙台、柏校、大宮、新宿、横浜、静岡、名古屋、京都、大阪、神戸、広島、北九州、福岡、鹿児島、那覇)
【期間: 声優専攻2年間
【費用】 約105万円 (※入学金、1年次学費の合計。別途、施設・教材・実習・諸費用が必要)
※料金については公式サイトから資料請求してご確認ください
【提携プロダクション】 マック・ミック、原オフィス、アトミックモンキー、プロースト!、スリートゥリー、トライストーン等
\資料請求は無料/
日本ナレーション演技研究所(日ナレ)
「日ナレ」はアイムエンタープライズなどが受け皿となっているので、自信をもっておすすめできる養成所です。
気になる点は、所属オーディションがかなり難関であることで、おそらく他の養成所の比ではないと思います。
日ナレは養成期間が他に比べて長いですし、留年も入れると最大で6年間ありますが、飛び級制度もあるので、売れている人の中には1年で事務所所属になっている方もいます。
能力さえあれば早くプロになれることは非常に魅力的です。
【ジャンル】声優養成所
【場所】本社は東京(スタジオが全国に17箇所(代々木、お茶の水、立川、町田、池袋、大宮、所沢、柏、千葉、横浜、大阪、難波、天王寺、神戸、京都、名古屋、仙台
【期間】1年~
【費用】
・週1回クラス:入所金:10万円(仙台校は5万円、高校生は5万円)/年間受講料:4月生(4月から翌年3月まで)20万円
・週2回クラス:(お茶の水校/名古屋校/大阪校)入所金:10万円(高校生は5万円)/年間受講料:4月生(4月から翌年3月まで)36万円
・週3回クラス:(代々木校)入所金:10万円(高校生は5万円)/年間受講料:4月生(4月から翌年3月まで)50万円
※料金の詳細は公式サイトから資料請求してご確認ください
【提携プロダクション】 マック・ミック、原オフィス、アトミックモンキー、プロースト!、スリートゥリー、トライストーン等
\資料請求は無料/
アミューズメントメディア総合学院
アミューズメントメディア総合学院の魅力は、声優事務所のオーディションを75社も受けられることです。
また、レッスンスタジオのほかに、「AMGスタジオ」というアフレコスタジオや、小さな収録ブースを備えていて、生徒さんなら申し込めば放課後などに使用させてもらうこともできます。
プロ仕様の機材を使用できるなんて、なかなかないことですから、恵まれた環境といえるでしょう。
ただ、学費はかなり高いので、その点には注意しましょう。
【ジャンル】専門学校
【場所】東京都渋谷区
【期間】本科/全日2年
【費用】声優学科 初年度 入学金:10万円/授業費:88万円/施設設備費:20万円/演習実習費:10万円 合計128万円
※料金については公式サイトから資料請求してご確認ください
【提携プロダクション】 専門学校のため、提携プロダクション自体はありませが、複数のプロダクションのオーディションが受けられます。
LINEからも無料で資料請求できます