声優になるための専門学校や養成所は数多くありますが、今回ご紹介する「映像テクノアカデミア」はトップクラスの声優デビューに向けたカリキュラムやプロダクション所属率を誇るスクールです。
この記事では、「映像テクノアカデミア」の授業内容や学費、気になる評判について詳しくご紹介します。
Contents
「映像テクノアカデミア」とはどんなところ?
映像テクノアカデミアは、映像業界大手の「東北新社」が設立した映像に特化したスクールです。
学科は、「声優科」と「映像翻訳科」があり、声優科では皆川純子さんや青山穣さんなど名立たる卒業生を輩出しています。
声優としての基礎演技から正しい発声方法を学ぶのはもちろん、実際に公開される洋画や映像を使ってのアフレコやナレーション実習など、実践経験も豊富に積むことができます。
なんといっても総合映像プロダクション「東北新社」によるバックアップが強力なスクールなので、受講生のプロダクション所属率は70%を超えています!
充実したカリキュラムと映像テクノアカデミアならではのサポート体制が魅力的な声優養成スクールとなっています。
「映像テクノアカデミア」のレッスン内容と料金は?
映像テクノアカデミアでは、初心者と経験者で試験内容が異なり、その結果によって受講するクラスが決まる仕組みになっています。
初心者は面談のみ、経験者は面談に加えて実技試験が行われます。
初心者のクラスは「アニメ/外画コース・ステップ1」、経験者のクラスは「アニメコース・ステップ2」「アニメコース・ステップ3」「外画コース・ステップ2」「外画コース・ステップ3」があります。
この他にキャッチアップコースというクラスがあり「キャッチアップコース・ステップ1+2」は初心者と経験者両方を、「キャッチアップコース・ステップ3」は経験者のみを対象としています。
アニメ・外画コース ステップ1
発声法や滑舌のチェックなど、声優の基本である「声」をつくるレッスンを中心に、エチュード(即興劇)やアニメ・吹き替え・ナレーションなどについても学びます。
- 料金:242,000円 (入学金33,000円+受講料209,000円)
- 時間:週1回/2時間~4時間
アニメコース ステップ2
ステップ1で学んだ内容より一段階上の演技力、表現力を身につけていきます。
アニメをメインに、吹き替えやナレーションを学び、演技の幅を広げるレッスンを行います。
また、歌の授業もあり、基本的な歌唱法から声に感情を乗せる歌い方などを学びます。
- 料金:508,200円 (入学金33,000円+受講料475,200円)
- 時間:週2回/2時間
アニメコース ステップ3
声優事務所オーディション合格に向けて、集中的に技術力や個性を磨き、即戦力として活躍できることを目指すレッスンカリキュラムとなっています。
舞台発表や映像テクノアカデミア「映像翻訳科」と合同で作品を作りあげる授業なども盛り込まれています。
- 料金:543,400円 (入学金33,000円+受講料510,400円)
- 時間:週2回/2時間
外画コース ステップ2
外画吹き替えに必要な技術と演技力を重点的に学びます。
モニターの中の俳優の表情やしぐさから、心情を読み取り表現する力を身につけていきます。
アニメやナレーションについても学び、こちらもアニメコース同様、歌のレッスンがあります。
- 料金:508,200円 (入学金33,000円+受講料475,200円)
- 時間:週1回/4時間半
外画コース ステップ3
声優事務所オーディション合格に向けて、集中的に技術力や個性を磨き、即戦力として活躍できることを目指すレッスンカリキュラムとなっています。
受講生が台本を執筆し、出演から舞台照明・音響なども自主的に行う創作舞台の発表や、「映像翻訳科」と合同で海外ドラマの日本語吹き替え版を制作する授業もあります。
- 料金:543,400円 (入学金33,000円+受講料510,400円)
- 時間:週1回/4時間半
「映像テクノアカデミア」の良いところは?
映像テクノアカデミアでは、各コースのステップ3修了時に、声優事務所40社以上を招いて「プレゼン公演(声優プロダクション所属オーディション)」を行っています。
持ち時間ひとり1分間で自己アピールをして、プロダクションから選ばれた受講生は二次試験・面談へと進みます。
プロダクションへの所属が決まると、声優科「プロクラス」に進級でき、実際に仕事に携わることで実践経験を積むことが可能です。
このプレゼン公演は、映像テクノアカデミアならではの魅力的なイベントだと言えるでしょう。
「映像テクノアカデミア」のイマイチのところ
レベルの高いカリキュラムで人気の映像テクノアカデミアですが、コースやクラスが多く一見しただけでは分かりづらいのがマイナスポイントです。
クラスによってコマ時間や学費・期間も異なり、自分はどのコースを受講すればいいのか迷ってしまう方もいると思います。
映像テクノアカデミアでは、資料請求のほか授業見学も随時実施されているので、一度実際にリアルなレッスン風景をご自身で確かめてみるのも良いでしょう。
「映像テクノアカデミア」の特徴
映像テクノアカデミアでは、アニメ・外画、キャッチアップコース以外に「プロクラス」というものが存在します。
プロクラスとは、既にプロダクションに所属している声優のみが受講できるクラスです。
特に声優事務所のオーディションに受かり、プロとしてスタートラインに立ったばかりの新人声優さんに人気があります。
現役で映像業界で活躍しているプロのディレクターや音響監督などのスタッフの元、実際に作品に出演することを見据えて行われるオーディション形式の授業になっています。
「仕事をしながら学ぶ」という実践的な経験を積める貴重なクラスです。
❝プロダクションに受かってからも、スクールで学びながら仕事をしたい❞
そんな受講生のために、所属先が決まればおしまい、ではなく卒業後もスキルアップのためのステージが用意されているのも「映像テクノアカデミア」の最大の特徴の1つです。
「映像テクノアカデミア」の口コミ
映像テクノアカデミアに関する口コミをご紹介します。
・アカデミアの良いところは、人です。アカデミアで知り合った人から、芝居の誘いをもらって出演したり、映像・広告クリエイター科の卒業制作の出演とか、授業だけじゃないところの経験や実践を積むことができたのは良かったです。
出典:映像テクノアカデミア
・在学中に、東北新社制作作品に出演するチャンスがあるので、テクノアカデミアに通いながら実際の現場にも出られるという特別な環境があります。学べる環境があるだけでも幸せなことなのに、出演までできるチャンスがあるというのは素晴らしいと思います。
出典:声優になりたい委員会
カリキュラムのレベルの高さが伺える口コミが多い印象です。
やはり、プロダクション所属率70%以上を誇っているのは、こうした実力のある同級生たちの中で切磋琢磨できる環境が整っているからでしょう。