「東京アナウンス・声優アカデミー」は、東京アナウンスアカデミーという名前で知られていた学校です。
2014年に学校名が変更されましたが、変更後の学校にはどんな特徴があるのでしょうか?
今回は「東京アナウンス・声優アカデミー」を紹介しましょう。
「東京アナウンス・声優アカデミー」は2018年9月30日をもって休校となり、現在ホームページは閉鎖中で再開時期は未定です。
![](http://j-voice.net/wp-content/uploads/2019/05/seiyu-icon-onnanoko-1.png)
Contents
「東京アナウンス・声優アカデミー」の概要
「東京アナウンス・声優アカデミーの」旧名は「東京アナウンスアカデミー」です。
「東京アナウンスアカデミー」自体は昔からあり、どちらかというと最初はアナウンサーを養成する専門学校でした。
ですので、声優よりもアナウンサーの方が卒業生は多いです。
声優の学科も“アテレコ科”として古くからあり、そのころは特に江崎プロダクション(現マウスプロモーション)とつながりが深く、東京アナウンスアカデミーの卒業生で江崎プロダクションでご活躍されていた方も多いです。
また、東京アナウンスアカデミーを卒業されて、直接、青二プロダクションのジュニア所属になられた方もいらっしゃいますが、数は少なめです。
そのほかに、これらの事務所の養成所やほかの養成所を経由してプロダクション所属となり、現在もプロとしてお仕事をされている方もいらっしゃいます。
2014年に「東京アナウンスアカデミー」から「東京アナウンス・声優アカデミー」に学校名が変更されました。
ちょっとややこしいのですが、声優学科のある「東京アナウンス学院」と名前が似ていますが、まったく別の学校です。
それと、「専門学校 東京声優アカデミー」は、全日制の専門学校で、今回ご紹介する「東京アナウンス・声優アカデミー」と実習施設を共用しておりつながりがあります。
今回は全日制ではない方の「東京アナウンス・声優アカデミー」についてご説明します。
![](http://j-voice.net/wp-content/uploads/2019/05/seiyu-icon-onnanoko-1.png)
「東京アナウンス・声優アカデミー」はどんな学校?
「東京アナウンス・声優アカデミー」には、声優を目指すコースが3つ、ナレーターを目指すコースが1つ、フリーアナウンサー・リポーター・パーソナリティーを目指すコースが1つあります。
ここでは声優コースと、ナレーターコースをご紹介します。
いずれも他の専門学校なりで訓練を受けたことがある経験者や、事務所所属者を対象としており、まったくの未経験では入ることができません。
~声優コース~
すべて4月・10月開校の6か月間です。
【声優実践コース】
・1回2時間のレッスンを週1回または週2回(合計21回または42回)
・10~15人
・費用:「アテレコスタジオ実習」のみ、または「演技実習」のみ10万2,000円・「アテレコスタジオ実習&演技実習」16万2,000円(内2,000円は進級試験料)
・レッスン内容:アテレコスタジオ実習・演技実習・エチュード・アテレコ実習・ストレッチ朗読・マイクワーク・セリフ
2017年より「アテレコ実習」と「演技実習」を分けて受けられるようになっています。
【声優・ナレーター実践コース】
・1回2時間のレッスンを週2回または週3回(合計42回または63回)
・10~15人
・費用:「アテレコスタジオ実習&ナレーター」「演技実習&ナレーター」16万2,000円・「アテレコスタジオ実習&演技実習&ナレーター」22万2,000円
・レッスン内容:ニュースや催事ナレーション・天気・マイクワーク・ストレッチ・ゲーム
このコースは、ナレーターになりたい人だけではなく、声優になりたい人でナレーションもやりたい人にも向いているコースです。
こちらのコースも、「アテレコスタジオ実習&演技実習&ナレーター」と「アテレコスタジオ実習&ナレーター」「演技実習&ナレーター」とコースの選択が可能になっています。
【声優アテレコ研究会】
・1回2時間のレッスンを週1回(合計21回)
・10~15人
・費用:10万円
・入学資格:声優実践コース、または他の専門学校なりで訓練を受けたことがある経験者や、事務所所属者
・レッスン内容:アテレコレッスンのみ
~ナレーターコース~
【ナレータープロ育成コース】
・4月・10月開校の6か月間
・1回2時間のレッスンを週1回(合計21回)
・10~15人
・費用:10万2,000円
・レッスン内容:朗読・ニュース&催事ナレーション・天気・・コマーシャル・セリフ
この他にも「声優夏期短期集中講習」というものがあり、毎年夏に、土日の2日間だけ集中してレッスンを行う講座もあります。
20人のクラスで、声優の仕事内容についてのお話や、発声発音などの基礎、エチュード・即興、アテレコ基礎理論、セリフ基礎などを教えてくれます。
時間的にもそれぞれほんのさわり程度ですが、東京アナウンス・声優アカデミーに入学を考えている方は体験レッスン的な感じで受けてみても良いかもしれませんね。
また、こちらはちょっとやってみたい人や、遠方の人にもおすすめの講座です。
受講料も15,000円とお手頃ですし、年齢も16歳からOKです。
![](http://j-voice.net/wp-content/uploads/2019/05/seiyu-icon-onnanoko-2.png)
「東京アナウンス・声優アカデミー」のおすすめな点
東京アナウンス・声優アカデミーのおすすめポイントは次の通りです。
半年間で複数の大手事務所のオーディションを受けられること
最近はあまり、直接大きな事務所のジュニア所属になっているケースは少ないようですが、大手プロダクションのオーディションを受けられるというのは魅力的です。
今回ご紹介したどのコースも、半年間のレッスンで事務所のオーディションをいくつも受けられるというのはすごいことです。
たいていの専門学校は2年間なりの長期にわたる育成の末受けるということがほとんどですから、もし直接ジュニア所属になれるのならば費用対効果は抜群と言えます。
ただ、こちらは経験者のみのコースばかりですので、どこかの養成所や学校に通っていた経歴や事務所所属者でなければなりません。
事務所に所属していても通えること
業界デビューしていても通える点も良いと思います。
なぜなら、プロになってからはほとんど誰にも教えてもらえない状態ですので、「本当にこれでいいのだろうか」という悩みがつきものです。
感情表現やアフレコなどのワークショップに個人で通っていたりする人もいらっしゃいますがそれももちろん良いですが、設備の整ったところでレッスンを受ける方がテクニックは身に付きます。(ちなみに演技を磨きたいなら断然舞台をおすすめします。)
少人数クラスなのでレッスンが行き渡る
10人~15人と少人数なので自分に回ってくる回数も多く、先生の目も行き届きます。
半年間と短い期間なこともあり人数が多いと生徒の特長をつかむ前にレッスンが終わってしまう可能性がありますが、この人数であればその心配は少ないでしょう。
また、大人数でアフレコ実習をするときは半分または3つくらいのチームに分けなければならないこともありほとんどアフレコしていないということがままあるので、そういった面でも少人数はおすすめです。
講師の方はそうそうたる大御所ばかり
さすが古くからあるだけあり、所属声優や人気声優ではなく、業界の大ベテランさんが講師をしてくださいます。
プロになっている人も受けに来るのですからそうでなければならないわけですが、これはとても心強いと言えるでしょう。
夜間クラス・土日クラスなので無理なく通える
夜間クラス・土日クラスなので、会社に通いながら、または通学しながらでも通えることは魅力的です。
学費も安いほうなので経済的な負担も少なくてすみます。
![](http://j-voice.net/wp-content/uploads/2019/05/seiyu-icon-onnanoko-1.png)
「東京アナウンス・声優アカデミー」のいまいちだと思う点
東京アナウンス・声優アカデミーのいまいちな点は次のとおりです。
最近の実績がやや弱め
最近はそこまでの実績がない点が若干気になりますが、学校自体は古くからあり安心できると言えます。
ちゃんとプロダクションからマネージャーがやってきて審査をしてくれるわけですから、その人にキラリと光るものがあれば、または「自分が育ててやろう!」と思ってもらえれば、必ずやとってもらえるでしょう。
![](http://j-voice.net/wp-content/uploads/2019/05/seiyu-icon-onnanoko-4.png)
東京アナウンス・声優アカデミーに通っていた人の口コミ
東京アナウンス・声優アカデミーに通っていた人の口コミを調べてみました。
困ったことがあれば担任の先生が相談に乗ってくれます。
声優としての実力だけでなく、歌唱力も伸ばしてくれるコースがあるので、歌える声優になりたい人も通っていますよ。
在学中に「専門士」と「ビジネス能力検定」の資格がとれるところも東京アナウンス・声優アカデミーの良さだと思います。
1年目はみっちりと基礎を教えこまれるので、演技をしたことがない人でも不安なく通えますよ。
声優になった今でも忘れられないのは、学内オーディションから数日後、帰宅して聞いた留守番電話のメッセージです。
「おめでとうございます!」の一言に、仕事をしながらレッスンを続けた一年間が報われたと思いました。
これから声優を目指す人に伝えたいのは「得られたチャンスをものにするために、準備を怠らない」ということ。そうすればきっと道は開けますよ。
週1回のレッスンを受講しましたが、あまり授業内容が充実していないと感じました。
台本を用いたアテレコであったり、舞台をイメージした演技であったり、通り一遍のことはさせていただけましたが、あまり特筆すべき点はなかったと思います。
出典:ネット調査
残念ながら【休校中】
卒業されてプロになられている方はうまい人ばかりですので、学びの場としては大変信頼できる学校だったと思われます。
ただ、「東京アナウンス・声優アカデミー」は2018年9月30日をもって休校となり、現在ホームページは閉鎖中で再開時期は未定です。
![](http://j-voice.net/wp-content/uploads/2019/05/seiyu-icon-onnanoko-3.png)
おすすめの声優養成所・スクール
サイトに当サイトでおすすめの声優養成所・スクールを紹介しましょう。
総合学園ヒューマンアカデミー
ヒューマンアカデミーは専門分野を学び就職・デビューを目指す学校です。
その特徴は、プロダクションとの連携に力を入れていることで、プロダクションの代表や現役声優を講師に招くだけでなく、希望する学生全員がオーディションに参加することが可能です。
その回数は350回以上。1年間にほぼ毎日オーディションチャンスがある学校は他にないでしょう。
ただ、難点は学費の高さで、全日制は、1年間で100万円以上かかります。
学費ローンを組むことができますが、自力での返済はかなり厳しい額といえますが、それだけの価値があるという口コミが多いです。
【ジャンル】声優スクール
【場所】全国に16箇所(札幌、仙台、柏校、大宮、新宿、横浜、静岡、名古屋、京都、大阪、神戸、広島、北九州、福岡、鹿児島、那覇)
【期間: 声優専攻2年間
【費用】 約105万円 (※入学金、1年次学費の合計。別途、施設・教材・実習・諸費用が必要)
※料金については公式サイトから資料請求してご確認ください
【提携プロダクション】 マック・ミック、原オフィス、アトミックモンキー、プロースト!、スリートゥリー、トライストーン等
\資料請求は無料/
日本ナレーション演技研究所(日ナレ)
「日ナレ」はアイムエンタープライズなどが受け皿となっているので、自信をもっておすすめできる養成所です。
6つのプロダクションにはそれぞれ個性がありますが、メインのアイムエンタープライズや、最近力を持ってきたヴィムスなどで考えると、アイドル声優になりたい人や個性の強い人、マルチに活躍したい人向きだと言えます。
気になる点は、所属オーディションがかなり難関であることで、おそらく他の養成所の比ではないと思います。
日ナレは養成期間が他に比べて長いですし、留年も入れると最大で6年間ありますが、飛び級制度もあるので、売れている人の中には1年で事務所所属になっている方もいます。
能力さえあれば早くプロになれることは非常に魅力的です。
【ジャンル】声優養成所
【場所】本社は東京(スタジオが全国に17箇所(代々木、お茶の水、立川、町田、池袋、大宮、所沢、柏、千葉、横浜、大阪、難波、天王寺、神戸、京都、名古屋、仙台
【期間】1年~
【費用】
・週1回クラス:入所金:10万円(仙台校は5万円、高校生は5万円)/年間受講料:4月生(4月から翌年3月まで)20万円
・週2回クラス:(お茶の水校/名古屋校/大阪校)入所金:10万円(高校生は5万円)/年間受講料:4月生(4月から翌年3月まで)36万円
・週3回クラス:(代々木校)入所金:10万円(高校生は5万円)/年間受講料:4月生(4月から翌年3月まで)50万円
※料金の詳細は公式サイトから資料請求してご確認ください
【提携プロダクション】 マック・ミック、原オフィス、アトミックモンキー、プロースト!、スリートゥリー、トライストーン等
\資料請求は無料/
アミューズメントメディア総合学院
アミューズメントメディア総合学院の魅力は、声優事務所のオーディションを75社も受けられることです。
また、レッスンスタジオのほかに、「AMGスタジオ」というアフレコスタジオや、小さな収録ブースを備えていて、生徒さんなら申し込めば放課後などに使用させてもらうこともできます。
プロ仕様の機材を使用できるなんて、なかなかないことですから、恵まれた環境といえるでしょう。
ただ、学費はかなり高いので、保護者との相談も必須でしょう。
【ジャンル】専門学校
【場所】東京都渋谷区
【期間】本科/全日2年
【費用】声優学科 初年度 入学金:10万円/授業費:88万円/施設設備費:20万円/演習実習費:10万円 合計128万円
※料金については公式サイトから資料請求してご確認ください
【提携プロダクション】 専門学校のため、提携プロダクション自体はありませが、複数のプロダクションのオーディションが受けられます。
LINEからも無料で資料請求できます