「日ナレの入所オーディションでは、どんなことをするのか知りたい」
自分が入所を考えている養成所のオーディション内容って気になりますよね。
どんな感じなのか把握しておくことで、事前に準備することもできますし、気持ち的にも余裕ができます。
このページでは、日ナレの入所オーディションの内容をまとめています。
実際に日ナレの入所オーディションに合格し、日ナレに通っていた経験がある方からお話を伺いました。
日ナレへの入所を考えている方は参考にしてみてくださいね。
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Contents
日ナレ 入所オーディション当日の流れ
入所オーディション当日の流れは、おおまかに下記のような感じになります。
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1会場入り
当日は、約20名の入所希望者が同じ部屋に会場入りをして、そこで筆記試験・面接などの入所オーディションが行われます。
入所希望者の人数は、会場や時期によって多少前後する可能性があります。
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2筆記試験
30ほどの筆記試験が行われます。
筆記用具は絶対に忘れないようにしましょう。
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3面接
自己PR・面接・実技テストをそれぞれ面接官・入所希望者の前で行います。
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4退室
全ての入所希望者の面接が終了し、面接官から合格通知書の送付方法などの簡単な説明が行われたら、指示に従って退室します。
会場から出るまでがオーディションだということをしっかり認識し、退室だからといって気を抜き過ぎないように気を付けましょう。
日ナレ 入所オーディションの内容
入所オーディションの内容をもう少し詳しく説明していきます。
実際の体験談を踏まえて説明していきますので、どのような感じなのかイメージしやすいかと思います。
筆記試験
入所オーディションで最初に行われるのが筆記試験です。
筆記試験と言ってもそんなに身構える必要はなく、一般的な国語力を求められるようなテストです。
イメージとしては、漢字テストと国語のテストを足して2で割ったような感じです。
難易度は決して高いわけではなく、中学3年生までで習う国語や漢字がある程度理解できていれば何ら問題ないでしょう。
実際、私も中学卒業時に入所オーディションを受けましたが、筆記試験は全く問題ありませんでした。
ただし、国語や漢字が苦手と言う方は少し事前に対策をしておいたほうがいいかもしれません。
声優は台本を使って芝居をするので、当然、最低限の国語力は絶対に必要になってきます。
漢字が読めなければ台本を読むこともできないですし、読解力がなければ台本に書かれているキャラクターの心情などを読み取ることもできません。
現時点で読解力や漢字力に不安があるのであれば、対策をしておくに越したことはありませんし、その対策は入所後にも大きく役に立つはずです。
自己PR
筆記試験終了後は、自己PRを行います。
私が入所オーディションを受けたときは、30秒という限られた時間内で、他の入所希望者の前で面接官に向かって自己PRするという形式でした。
正直、筆記試験よりもこの自己PRの方が難しいかもしれません。
限られた時間の中で、自分の伝えたいポイントをまとめ、ハッキリと面接官に向けて伝えるというのは、未経験者にとっては意外とハードルが高いものです。
緊張して言葉に詰まったりしてしまうと30秒なんてあっという間で、結局何もPRできなかった、なんてことになりかねません。
人前で発表したり、限られた時間内で要点をまとめたりすることに慣れていない方は、事前にしっかり準備しておくことをおすすめします。
声優になれば、オーディションは避けて通れない道です。
入所オーディションの自己PRで求められるスキルは、今後のオーディションでも必ず必要になります。
本気で声優を目指すのであれば、しっかり苦手を克服しておくことが大切です。
面接
入所希望者全員の自己PRが終わると、次は面接官との面接が始まります。
面接と言っても、面接官から1つ~2つほどの質問が来て、それに対して答えるというものです。
質問の内容は人によって異なります。
無難なところで言うと、「声優を目指した理由」や「どんな役者になりたいか」などが多いかもしれません。
ただし、面接官によって質問の内容が大きく異なったり、入所希望者によって投げかける質問を変えてくることもあるので、事前にしっかり対策をするというのは困難です。
面接で質問されたことに対して、思ってもいないような上っ面のキレイごとを並べても何の意味もありません。
それどころか、そんなキレイごとは割とすぐに見破られて印象を下げてしまう原因になります。
私が思うに、この面接で求められているのは「咄嗟の対応力」です。
芝居をする上で咄嗟の対応力、アドリブ力はかなり重要なスキルとなってきます。
逆に言えば、咄嗟の対応力が全くなければ芝居を続けていくのは厳しいでしょう。
とは言え、入所オーディションを受けに来ているほとんどの方は芝居未経験者なので、完璧な対応力は最初から求められていません。
重要なのは、予想外の質問が来ても慌てたり取り乱したりせず、落ち着いて本心を答えることです。
それさえできれば、面接は問題なく乗り越えられるはずです。
咄嗟の質問に答えられるか不安と言う方は、事前に家族や友人に面接の練習をしてもらいましょう。
質問はあらかじめ決めておくのではなく、その場で家族や友人に考えてもらうということを繰り返せば、入所オーディション時に求められる対応力はある程度身に付きます。
実技テスト
面接が終われば、いよいよ実技テストです。
私が入所オーディションの受けた際の実技テストは、「朗読」でした。
ですが、ただの朗読ではありません。
実技テスト時に、いくつかのセリフが書かれた紙を配られるのですが、読み上げるセリフと一緒に感情も書かれていました。
例えば、「いつも僕のために美味しいご飯を作ってくれてありがとう!」というセリフの隣に、「嬉しそうに」と言ったような指示が書かれているのです。
つまり、「いつも僕のために美味しいご飯を作ってくれてありがとう!」というセリフを、嬉しそうに読むことが求められています。
他にもセリフがいくつかあり、同じように感情の指示も記載されていました。
私の場合は、喜怒哀楽が1つずつ、合計4つのセリフを読みました。
入所後、他の入所者に聞いても同じような実技テストの内容だったとのことだったので、実技テストの内容については面接官問わずそれほど大きな違いはないと思っていいでしょう。
実技テストを乗り越えるためには、普段から朗読をしておくことをおすすめします。
個人的に入所オーディション前にやっておくといいと思うのが、「外郎売の口上」の朗読練習です。
「外郎売の口上」は、芝居を少しでもかじったことのある人なら知らない人はいないというほど、この業界では基礎中の基礎。
入所後、ほとんどの方は基礎科という一番下のクラスに所属するのですが、基礎科でもこの「外郎売の口上」をやることになります。
ですので、事前に練習しておくに越したことはありません。
発声練習・活舌練習も同時に行えるので一石二鳥ですよ。
この「外郎売の口上」を色々な感情で朗読する練習をしておけば、入所オーディションの実技テストでつまづくことはないはずです。
合否の結果は入所オーディションを受けてから2~3週間で届く
合否の結果は、入所オーディションを受けてから2~3週間で郵送にて届くのが一般的です。
入所オーディションを受けて、見事合格することができれば4月からレッスンが始まります。
3月下旬になっても届かない場合は、一度問い合わせてみましょう。
日ナレの入所オーディションを受けた感想・事前にやっておくべき対策
入所オーディションで一番大切なことは、芝居が好きという気持ち、芝居を楽しむという気持ちをしっかりと持ち、それを面接官に伝えることです。
日ナレの入所オーディションを受ける方は、ほとんどが芝居未経験者です。
そんな未経験者にいきなり声優をやっていく上で必要な上級テクニックなんて求めるはずがありません。
もちろん、緊張しすぎてパニックになって何もできなかったなんてことになってはお話になりませんが、そうでなければ大抵の方は合格することができるでしょう。
おそらく、入所オーディションの合格率は9割程度あると思います。
変に緊張しすぎるよりは、楽しんで「芝居の世界に飛び込びこむ」くらいの軽い気持ちで挑みましょう。
私自身、当時は芝居未経験でしたが、オーディションを受けて芝居の世界に飛び込めることに、これ以上ないくらいワクワクしました。
そういうワクワクした気持ちを前面に出して入所オーディションを受けた方がプラスに働きます。
楽しんでいる様子は必ず面接官に伝わりますし、芝居やオーディションを楽しめる人が強いのは間違いありません。
以上が、実際に入所オーディションを受けて私が感じた素直な感想です。
日ナレ(日本ナレーション演技研究所)の入所オーディションについて
ここまで、オーディションの内容や、それに対しての対策法について触れてきました。
入所オーディションの対策として練習したことは、入所後にも役立ちます。
日ナレに合格するのがゴールではありません。
声優としてはスタート地点にも立っていないので
と油断せず、入所前から日々の努力を惜しまないようにしましょう。
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日ナレのレッスンに関する口コミ
日ナレの入所オーディションについて、元・日ナレ生にお話を聞きましたが、入所後のレッスン内容も気になるのではないでしょうか。
そこで、レッスン内容についての口コミを調べてみました。
入所1年目は演技の基礎を学びます。
1年目にやった事は、・日ナレストレッチ(日ナレ独自のストレッチ法)、・1分間の自己PR、・発声練習、・演技の基礎、・一般常識、マナーなど
私の習った講師は本当に基礎やマナーを徹底的に教える、基礎科にぴったりな先生でした。
しかし中にはストレッチを全くやらない講師もいますし、演技指導も講師によって全く違うことを言ったりします。
前向きにとらえれば、「柔軟な演技力が求められる」といったところでしょうか…。
どの講師に教わった生徒も「あの先生でよかった!」と言っていたので、
全部正解とも言えますね。
日ナレの実際のレッスンですが、おおまかな内容は、ストレッチ・ウオーミングアップ、発声練習、エチュード(即興)演技、簡単な台本・設定がある演技でした。
これらのレッスン内容は講師によって多少違うのだと思います。
私のクラスは、プロの女優の方が講師でした。
私が一番印象に残っているレッスンはエチュードの練習です。
エチュードは、(即興)演技です。
声優になるためには演技力をつけなければいけません。たとえ声だけの仕事だとしても、舞台に通じる演技の練習は必須です。
普通の演技ができないで声だけで表現しようとしても、それは上辺だけのものになってしまいます。
アフレコって、ただ台本持ってマイクに向ってしゃべるだけ…と思ったら大間違いで、人によっては身振りも大きくしながら演技しています。
日ナレのレッスンではエチュード演技の練習をします。つまり台本がない、即興の演技ですね。
台本がないのにどうやって演技をするかというと、これはもう自由な発想やその場の流れに沿って演技する機転が必要です。
最初は難しいかもしれませんが、練習するうちにメキメキと演技力がついてくる練習なので、ぜひ真剣に取り組んで欲しいです。
かくいう私もエチュードの練習のおかげで演技力が養われたと思っています。
出典:ネット調査
日本ナレーション演技研究所(日ナレ)の詳細
「日ナレ」はアイムエンタープライズなどが受け皿となっているので、自信をもっておすすめできる養成所です。
6つのプロダクションにはそれぞれ個性がありますが、メインのアイムエンタープライズや、最近力を持ってきたヴィムスなどで考えると、アイドル声優になりたい人や個性の強い人、マルチに活躍したい人向きだと言えます。
気になる点は、所属オーディションがかなり難関であることで、おそらく他の養成所の比ではないと思います。
日ナレは養成期間が他に比べて長いですし、留年も入れると最大で6年間ありますが、飛び級制度もあるので、売れている人の中には1年で事務所所属になっている方もいます。
能力さえあれば早くプロになれることは非常に魅力的です。
【ジャンル】声優養成所
【場所】本社は東京(スタジオが全国に17箇所(代々木、お茶の水、立川、町田、池袋、大宮、所沢、柏、千葉、横浜、大阪、難波、天王寺、神戸、京都、名古屋、仙台
【期間】1年~
【費用】
・週1回クラス:入所金:10万円(仙台校は5万円、高校生は5万円)/年間受講料:4月生(4月から翌年3月まで)20万円
・週2回クラス:(お茶の水校/名古屋校/大阪校)入所金:10万円(高校生は5万円)/年間受講料:4月生(4月から翌年3月まで)36万円
・週3回クラス:(代々木校)入所金:10万円(高校生は5万円)/年間受講料:4月生(4月から翌年3月まで)50万円
※料金の詳細は公式サイトから資料請求してご確認ください
【提携プロダクション】 マック・ミック、原オフィス、アトミックモンキー、プロースト!、スリートゥリー、トライストーン等
日ナレについては、下記の記事でも詳しく説明しています。
→日ナレの評判は?働きながら・学校に通いながら通所できるのが最大のメリット【日本ナレーション演技研究所】
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その他おすすめの声優養成所・スクール
日ナレ以外でおすすめの声優養成所・スクールを紹介しましょう。
総合学園ヒューマンアカデミー
ヒューマンアカデミーは専門分野を学び就職・デビューを目指す学校です。
その特徴は、プロダクションとの連携に力を入れていることで、プロダクションの代表や現役声優を講師に招くだけでなく、希望する学生全員がオーディションに参加することが可能です。
その回数は350回以上。1年間にほぼ毎日オーディションチャンスがある学校は他にないでしょう。
ただ、難点は学費の高さで、全日制は、1年間で100万円以上かかります。
学費ローンを組むことができますが、自力での返済はかなり厳しい額といえますが、それだけの価値があるという口コミが多いです。
【ジャンル】声優スクール
【場所】全国に16箇所(札幌、仙台、柏校、大宮、新宿、横浜、静岡、名古屋、京都、大阪、神戸、広島、北九州、福岡、鹿児島、那覇)
【期間: 声優専攻2年間
【費用】 約105万円 (※入学金、1年次学費の合計。別途、施設・教材・実習・諸費用が必要)
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【提携プロダクション】 マック・ミック、原オフィス、アトミックモンキー、プロースト!、スリートゥリー、トライストーン等
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アミューズメントメディア総合学院
アミューズメントメディア総合学院の魅力は、声優事務所のオーディションを75社も受けられることです。
また、レッスンスタジオのほかに、「AMGスタジオ」というアフレコスタジオや、小さな収録ブースを備えていて、生徒さんなら申し込めば放課後などに使用させてもらうこともできます。
プロ仕様の機材を使用できるなんて、なかなかないことですから、恵まれた環境といえるでしょう。
ただ、学費はかなり高いので、保護者との相談も必須でしょう。
【ジャンル】専門学校
【場所】東京都渋谷区
【期間】本科/全日2年
【費用】声優学科 初年度 入学金:10万円/授業費:88万円/施設設備費:20万円/演習実習費:10万円 合計128万円
※料金については公式サイトから資料請求してご確認ください
【提携プロダクション】 専門学校のため、提携プロダクション自体はありませが、複数のプロダクションのオーディションが受けられます。
LINEからも無料で資料請求できます
インターナショナル・メディア学院
インターナショナル・メディア学院は、堀川りょうさんが学院長をされており、ここ数年右肩上がりで急速に拡大している養成所です。
IAMエージェンシーやアズリードカンパニーを受け皿に持ちます。
あまり声優養成所がない地方にも分校があるので、地方の人にはおすすめです。
入学にあたって年齢制限はなく、50歳以上を対象にした声優シニアクラスもあるので、年を重ねてから挑戦したい方も安心して通うことができます。
【ジャンル】声優養成所
【場所】全国に19箇所(東京、札幌、仙台、八王子、横浜、秋葉原、柏、宇都宮、大宮、新潟、長野、金沢、浜松、名古屋、大阪、高松、岡山、広島、福岡)、海外(ハワイ校/香港校)
※その他、オンライン校が全国にあります
【期間】2年間
【費用】月謝制(入所金:108,000円、月謝:ベーシックコース月謝43,200円 年間518,400円+108,000円=626,400円/アドバンスコース(2年目)月謝54,000円 年間648,000円)
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【提携プロダクション】 IAMエージェンシー、アズリードカンパニー
オンライン説明会・LINE相談会も実施中