声優を目指している方は、自分が声優に向いているのか気になりますよね。
このページでは、声優に向いている人・向いていない人についてまとめてみました。

Contents
声優に必要なものって?
声優に向いている人は、その適正を持っている人ということになります。
では、声優に必要なものとはどんなものなのでしょう?

感受性の強さと表現力の豊かさ
声優は、声だけでその感情を表現する必要があります。
感情を声だけで表現するのは大変難しいことです。
感受性が強い人は、自分自身の中でさまざまな感情のバリエーションを持つことができます。
そして、その感情がしっかりと根付いている人は、台本を読むだけで人物の感情をイメージすることが可能になります。
さらに、その感受性の強さに表現力の豊かさが加わることで、視聴者に伝わる声による演技が可能になります。
感受性の強さは、演技の際の登場人物の感情表現を助けてくれ、豊かな表現力が、頭の中のイメージを外に出す手助けをしてくれるのです。

読解力と想像力
声優は、仕事をもらったら、まず台本を読み、理解する必要があります。
自分が演じる役柄の感情や状態を声で表現するためには、台本を正しく読み取って正しく理解する読解力が求められます。
また、台本を読んだだけでは推し量ることができない役柄の感情などを表現するためには、想像力も必要になってきます。
読解力と想像力は、声優には必須といえるでしょう。
意志の強さと情熱
声優として活躍できるようになるには、ある程度の年月が必要です。
また、声優になれたとしても、声優の世界は実力勝負の世界であり、声優の仕事だけで生活できる人は一握りです。
多くの人が、アルバイト生活をしながら生計を立てたり、場合によっては、夢を諦めざるを得なくなる可能性もあります。
どうしても声優になりたい!という意志の強さと情熱がないと、成功は難しいでしょう。

協調性
声優一人では、ひとつの作品を作り上げることはできません。
アニメでも、外画でも、ひとつの作品が完成するまでには、たくさんの方々が関わっています。
ですから、声優には周りとのコミュニケーションがうまくとれる、協調性が必要です。

声優に向いていない人
では、声優に向いていない人はどんな人なのでしょうか?
上で説明した適正に当てはまらない、特に、声優になりたいという意志や情熱がない人は、声優には向いていないと言えるでしょう。
でも、やる気さえあれば、誰にでもチャンスはあります。
逆に、「私には向いていない」と諦めてしまうような人は、最初から向いていないのかもしれません。

コンプレックスは声優に向いている要素?
有名な俳優や芸能人が、「人見知りをなおすために親が劇団に入れた」という話を聞いたことありませんか?
人見知りや人前で話すことが苦手だから、声優にはなれないと思っている人もいるかもしれません。
でも、現在活躍しているプロの声優の中にも、声優になるまでは人前で話すのが苦手だった、という人が多くいます。
コンプレックスというのは、実は大きな武器になります。
ですから、その点で考えると、コンプレックスは声優に向いている要素とも言えるかもしれません。
コンプレックスを克服したいという思いが、絶対声優になりたいという「強い意志」を形成するのです。

プロの声優が語る「声優に必要な要素」とは?
経験を積んだプロは、声優に必要なものは何だと考えているのでしょうか?
プロの声を確認してみました。
よく、声がいいとか、声が悪いとか言うじゃないですか。「声がいいから声優に向いてるよ」とか「声が悪いから声優なんて自分には無理だ」とか。
でも、そんなことはあり得ない話です。いい声のキャラクターばかりが登場する作品とか、想像できますか?
だいたい、いい声というのはどんな声のことなんでしょう。たとえどんな声であれ、そういう声の人がいるということは、そういうキャラクターがいるということ。声が悪いからといって声優に向いていないなんてことはありませんし、そもそも、悪い声というのもおかしな話です。
だから、これから声優を目指そうとする人には「声が悪いから……」と諦めてほしくはないですね。
それよりも声優として大切なのは、どれだけさまざまなことに努力できるかだと思います。
経験や知識が自分の引き出しを増やし、演技の幅を広げてくれます。だから、どれだけ経験し、どれだけ知識を得るかということが、演技者としてとても大事な要素になってくるはずです。
もしかしたら、最後にはセンスの勝負になるかもしれません。ですが、そこに至るまでの努力というのは誰にでもできるもの。そして最終的に、センスで劣ることはあるかもしれませんが、そこまで到達したときに、人は何者かになっているのではないでしょうか。
いい声なのか、悪い声なのか。そんなふうに声だけにとらわれてスタートが切れないのは、とてももったいないことです。
せっかく興味が向いたのであれば、何はなくとも一歩踏み出してみることが大事。目標をもてるということは、それだけでとても幸運なことかもしれないんです。
むしろ、「声なんて二の次だ」くらいのつもりでいてほしいなと思います。いちばんは、何と言っても芝居の力なんですから。
(戸田恵子さんインタビューより)
(声優を目指す方に必要な資質は)、素直な人。文字が好きな人。お芝居をするのが大好きで大好きでしょうがない人。
僕らの仕事は一生文字と付き合っていくわけですから、文章を読むのが苦手という人は難しいですね。
ゲームやアニメ、マンガが好きだから声優になりたいという人が多いですけど、じつはあまり関係ないんです。
マンガが好きならマンガ家になればいいし、ゲームが好きならソフトを開発しなさい、アニメが好きなら制作する人になりなさい、と。
声優は俳優と一緒で演じる仕事なので、芝居が大好きな人になってほしいんです。
(森川智之さんインタビューより)
出典:ネット調査
声優を目指す人におすすめの養成所・スクール
声優への道は、まず養成所やスクールに通うことから始まります。
夢を現実にするためには「やる気」が重要ですが、自分にあった学校を見つけることも大きなポイントとなります。
そこで、最後にオススメの声優スクールを3つ紹介しましょう。
総合学園ヒューマンアカデミー
ヒューマンアカデミーは専門分野を学び就職・デビューを目指す学校です。
その特徴は、プロダクションとの連携に力を入れていることで、プロダクションの代表や現役声優を講師に招くだけでなく、希望する学生全員がオーディションに参加することが可能です。
ただ、難点は学費の高さで、全日制は、1年間で100万円以上かかります。
学費ローンを組むことができますが、自力での返済はかなり厳しい額といえますが、それだけの価値があるという口コミが多いです。
【ジャンル】声優スクール
【場所】全国に16箇所(札幌、仙台、柏校、大宮、新宿、横浜、静岡、名古屋、京都、大阪、神戸、広島、北九州、福岡、鹿児島、那覇)
【期間: 声優専攻2年間
【費用】 約105万円 (※入学金、1年次学費の合計。別途、施設・教材・実習・諸費用が必要)
※料金については公式サイトから資料請求してご確認ください
【提携プロダクション】 マック・ミック、原オフィス、アトミックモンキー、プロースト!、スリートゥリー、トライストーン等
\資料請求は無料/
日本ナレーション演技研究所(日ナレ)
「日ナレ」はアイムエンタープライズなどが受け皿となっているので、自信をもっておすすめできる養成所です。
6つのプロダクションにはそれぞれ個性がありますが、メインのアイムエンタープライズや、最近力を持ってきたヴィムスなどで考えると、アイドル声優になりたい人や個性の強い人、マルチに活躍したい人向きだと言えます。
気になる点は、所属オーディションがかなり難関であることで、おそらく他の養成所の比ではないと思います。
日ナレは養成期間が他に比べて長いですし、留年も入れると最大で6年間ありますが、飛び級制度もあるので、売れている人の中には1年で事務所所属になっている方もいます。
能力さえあれば早くプロになれることは非常に魅力的です。
【ジャンル】声優養成所
【場所】本社は東京(スタジオが全国に17箇所(代々木、お茶の水、立川、町田、池袋、大宮、所沢、柏、千葉、横浜、大阪、難波、天王寺、神戸、京都、名古屋、仙台
【期間】1年~
【費用】
・週1回クラス:入所金:10万円(仙台校は5万円、高校生は5万円)/年間受講料:4月生(4月から翌年3月まで)20万円
・週2回クラス:(お茶の水校/名古屋校/大阪校)入所金:10万円(高校生は5万円)/年間受講料:4月生(4月から翌年3月まで)36万円
・週3回クラス:(代々木校)入所金:10万円(高校生は5万円)/年間受講料:4月生(4月から翌年3月まで)50万円
※料金の詳細は公式サイトから資料請求してご確認ください
【提携プロダクション】 マック・ミック、原オフィス、アトミックモンキー、プロースト!、スリートゥリー、トライストーン等
\資料請求は無料/
アミューズメントメディア総合学院
アミューズメントメディア総合学院の魅力は、声優事務所のオーディションを75社も受けられることです。
また、レッスンスタジオのほかに、「AMGスタジオ」というアフレコスタジオや、小さな収録ブースを備えていて、生徒さんなら申し込めば放課後などに使用させてもらうこともできます。
プロ仕様の機材を使用できるなんて、なかなかないことですから、恵まれた環境といえるでしょう。
ただ、学費はかなり高いので、その点には注意しましょう。
【ジャンル】専門学校
【場所】東京都渋谷区
【期間】本科/全日2年
【費用】声優学科 初年度 入学金:10万円/授業費:88万円/施設設備費:20万円/演習実習費:10万円 合計128万円
※料金については公式サイトから資料請求してご確認ください
【提携プロダクション】 専門学校のため、提携プロダクション自体はありませが、複数のプロダクションのオーディションが受けられます。
LINEからも無料で資料請求できます